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大人のクワガタ道楽 -第2回目-
クワガタ採集上級編
蝉丸
アウトドアを中心にとにかく多趣味。いつか田舎に移住し仙人のような生活がしたいと思っています。
前回、まったくの自己流ですがクワガタの採集方法を紹介しました。あれ、こんなに簡単に採れるのか!と思った方は、すぐにフィールドに出かけてはいかがでしょうか。とにかく、採集の極意はいかに数多くフィールドに出かけたかにつきます。もちろん、たった1回行っただけで、あのオオクワガタを採取してしまう運のいい方もいます。噂に聞いた話では、ある大物俳優は初めての灯火採取でなんとオオクワガタを数匹採取したとか。さすが強い運のもとに生まれている人は違います。
とはいえ、私たちのような庶民はとにかく数をこなすことが夢のオオクワガタを採集するコツともいえるでしょう。前回はもっともお勧めの灯火採集をお話しましたが「やっぱり木についているクワガタが採りたい」という方のために、さらなる簡単クワガタ採集法を紹介します。
1.ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタは昼間の樹液巡りでOK
クワガタ採集というと、どうしても夜あるいは早朝(真夜中)に雑木林に入り樹液巡りをする方法が常識になっています。クワガタは夜行性だからと思われていることから、深夜に採りに行くのがベストと考えがちですが、本当にそうなのでしょうか。
私の経験では、ミヤマクワガタとノコギリクワガタは昼間でも活動しています。
特に、ミヤマクワガタは夜間よりむしろ昼間のほうが活動的な感じがします。雑木林に入ると感じますが、ミヤマクワガタはよく飛び回っており、樹液から樹液へと移動しています。昼間にクワガタはいないなどと思わずに、ぜひ雑木林に行ってみてください。思わぬ大量採取ができるかもしれません。
2.ヒラタクワガタ採集のキーとなるのは水
国産ではオオクワガタの次に人気のあるヒラタクワガタ。これも数が少ないので、なかなか採集できたという話を聞きません。私自身も、やはりそれほどたくさんの数を採集したことはありませんが、よく探すと意外なところにいたりします。他の人はどうかわかりませんが、いわゆるカブトムシやノコギリクワガタがたかっているような樹液たっぷりのクヌギで一回も採集しことがありません。
採取実績があるのは、川や用水路が近い湿った土地にあるヤナギと、同じ条件で樹液がでていないクヌギです。理由は正確には分かりませんが、ヒラタクワガタは南方系のクワガタであるので湿気や高い気温を比較的好むといった習性があるからではないでしょうか。標高の低い場所の河川敷のヤナギの群生をみたら、チェックしてみることをおすすめします。
3.寒冷地に多いアカアシクワガタ
足が漆塗りのように赤くて、いかにも日本的な雰囲気をもつアカアシクワガタ。このクワガタの採集は、数あるクワガタの中でも、もっとも簡単なほうだと思います。ただ、場所が限定されます。このクワガタは寒い地域、いわゆる標高の高い場所にいるクワガタだからです。神奈川なら丹沢あたりに多く、東北方面や北海道の山には特にたくさんいます。好む木はこのクワガタもヤナギ。ヤナギは樹液が出ないのになぜ?と疑問を持つ方がいらっしゃるかと思いますが、見ているとクワガタはヤナギの枝をかじってそこから出る樹液を吸っているようなのです。同じ場所には、よくミヤマクワガタもいます。また、群馬県の尾瀬方面ではヒメオオクワガタもいっしょに採れます。
とにかく、標高の高い地域のヤナギの細い枝をよくチェックすることがアカアシクワガタ採集のコツです。
4.オオクワガタはどこに
前回、オオクワガタは灯火採集がもっとも効率が良いとお話しました。これは絶対です。それでも樹液採集にこだわる方に私の経験をお話します。有名な山梨県韮崎、福島県桧枝岐、
こういったところで樹液採取はほとんど不可能といっていいかもしれません。そういった場所は、本当のプロにまかせて、身近な雑木林を念入りにチェックしてはいかがでしょうか。オオクワガタは、臆病なので常に木の穴などに潜んでいます。たまに樹液を吸いに穴から出てくることもあります(このタイミングで採れればラッキー)。
実際、私や友人は、湘南地域のとあるなんのことはない雑木林でオオクワガタを何匹も採取しました。どんな木かと申しますと「樹液が出ていてオオクワガタの入れそうな穴があいているクヌギ」です。場所は風通しの良い雑木林の入り口付近。意外と奥の方の木にはいないようです。また、農家の庭先にあるクヌギなどでも採取したという話も聞きました。山奥にいくよりも、前出の条件の当てはまる木を見つけたら、通いつめたいものです。深夜~早朝が樹液を吸いに出てくる時間なのでこれを狙いましょう。
5.こんな場所でクワガタが採れる
特別な種類を除き、クヌギ、コナラ、ヤナギの木を探せばクワガタは採れますが、実はこういった樹木以外にもクワガタが採れる穴場があります。それは果物です。私の場合は、少し痛んだ桃でノコギリクワガタをよく採りました。また、イチゴ畑でコクワガタ、柿の実でコクワガタを採った経験があります。スイカにもノコギリクワガタがいました(カブトムシが圧倒的に多いですが…)。おそらく、他の果物でも同じようにクワガタがいると思われますので、チェックしてみる価値はありそうです。ちなみに、西表島にいるサキシマヒラタクワガタはパイナップル畑にいます。
家にいてもベランダや庭に、果物を置いておけば、クワガタが飛んでくる可能性があります。流行のトラップも、バナナなどをパンストにいれたものですので、果物採集と同じと見てよいでしょう。
■最後に
クワガタ採集は灯火採集にしろ、樹液採取にしろ、宝探しのような趣があり、大変楽しいものです。ところが中には、樹木を破壊する、民家に無断で入る、灯火採集の際に交通ルールを守らないといった人たちも少なからず存在しています。マナーには、くれぐれも気をつけたいものですね。
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