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大人のクワガタ道楽 -第1回目-
 
クワガタ採集初級編

蝉丸
アウトドアを中心にとにかく多趣味。いつか田舎に移住し仙人のような生活がしたいと思っています。

 子供の頃、夏休みの楽しみと言えばカブトムシ、クワガタの採集という方が多いはずです。かれこれ30年以上も前にさかのぼると、私自身も、夜中に起きて雑木林に通うのが日課となっていました。
子供の嗅覚とでもいいましょうか、自然が今より濃かったからかなのか、行けば必ずカブトムシ、ノコギリクワガタを中心に大量に採れたという記憶があります。今では幻といわれるオオクワガタでさえ私の住む湘南地区には普通に生息していました。(もちろんどこにでもいるわけではありませんでしたが)

 30歳半ばを過ぎるまで、クワガタの事などすっかり忘れてはいましたが、巷ではクワガタブームなどが起こり、なんとなくペットショップなどを見てまわるうちに忘れかけていた子供の頃の記憶がむくむくと蘇り、再びクワガタ採集を始めてしまったわけです。

 今回は、私のあくまで自己流の採集方法をご紹介いたしますが、ぜひ皆さんからも「こんな採集の裏技がある」などの情報交換などできたらなと思っています。
1.昔のようにはいかないクワガタ採取の実態
 子供の頃、友人の間でも採集がズバ抜けて得意と自負していたこともあり、当初は「簡単に採れる」とたかをくくっていました。ところが、これが意外と難しいということが分かったのです。採集の基本はクヌギやコナラなどの樹液が出ているところを探し、そこにいるだろうクワガタを採取するのですが、まずクワガタそのものが圧倒的に少ないという現実があります。湘南地区で言えばカブトムシは30年前と変わらぬ数がいますが、やはりブームによりクワガタだけを採集する人が多く、その乱獲の影響からかクワガタは極めて希少といった感覚です。

 ということもあり、クワガタを採取するなら神奈川県の丹沢方面、静岡県の伊豆、山梨県の韮崎、そして福島県の奥会津、新潟県の魚沼といった有名な場所まで遠征することをおすすめします。そして必ず自動車かバイクを使っての採集旅行にしてください、理由は次の項で。

2.一番簡単で確実な採取方法
 では、どうやって採集するか。せっかく遠征しても、途方もない森を目の前にしてお手上げ状態になる方も多いはずです。私なども経験があるのですが、ネットでなどで有名な採集地が紹介されていても、
現場にいくと結局何もせずうろうろして終わってしまうということがよくありました。例えば有名な採取地である福島県桧枝岐のオオクワガタはブナの大木の穴に潜んでいると言われていますが、それを見つけられる人など本当にいるのでしょうか。

 ならば、そんな効率の悪い採取方法はやめてしまいましょう。そこで、私がおすすめするのはズバリ「灯火採集」です。なんのことはない、街灯に飛んできたクワガタを拾うだけなのです。そして、その時には必ず自動車やバイクで、まるで船が大海原で魚の群れを探すかのごとく、あっちこっちの街灯に移動しながら拾いまくります。そして、これが実は半端な数ではなく一晩で100匹ということも珍しくありません。もちろん、オオクワガタも含めてです。

3.灯火採集にコツなどあるのか
 コツといえるかどうか分かりませんが、何回か同じ地区に通っていると必ず分かるのが、「昆虫は街灯を選んでいる」ということです。いつでも閑古鳥の街灯があれば、そこだけがまるでリオのカーニバルかのような昆虫の狂喜乱舞が見られる街灯があります。

 街灯選びの目安は、
  • 広葉樹の森に面し開けた場所にある道路やコンビビニエンスストアの街灯
  • 光量が周囲に比べ飛びぬけている街灯(発電所や学校、テニスコート、スタジアム、自動販売機が集中している場所)
です。自動車で走っていると、ガがたくさん飛んでいる街灯をよく見かけますが、それこそがクワガタの採れる街灯です。

 さらにですが、昆虫のよく飛ぶ日というのがあります。それは「新月で日中が蒸し暑かった日」です。6月~8月のこういった日の21時~24時を狙って遠征すると確率がグンとあがるでしょう。ちなみにクワガタは真夜中にはあまり飛んでいないようです。

4.採集の裏技を紹介
 ぱっと見て街灯の下にクワガタが落ちていないと「いない」と決め付けてしまう人がいますが、これが実は大変にもったいないことをしているのです。実はクワガタは街灯のしたよりも少し離れた場所にいたりすることのほうが多かったりします。周囲にある木の枝、草、塀などはしっかりチェックしてください。

 さらにコンビニエンスストアなどでは、ゴミ箱やマットの下にも必ずもぐりこんでいます。ここも忘れずにチェックを。そして究極は、昼間の採取です。クワガタは夜に飛んできてもそのまま森に帰るというわけではなく、案外そのあたりにじっとしていることが多いです。昼間でも街灯周辺の木々やマットなどをチェックしてみてください。意外なお宝がいたりします。

5.どこに行けば採れるのか
 以上が、私のクワガタ採集方法ですが、こんな簡単なことで、オオクワガタをはじめとするかなりの種類のクワガタを採集しました。ミヤマクワガタなどは正直申しまして、いやというほど採れます。でも乱獲には注意したいですね。

 ところで、そんなにクワガタが採れる場所を教えて欲しいという方もいらっしゃるかと思いますので、ヒントを言います。オオクワガタは福島県から新潟県にかけての山林に面した3桁の国道。これには、有名な桧枝岐も含まれますが、探せば桧枝岐よりもはるかに採れる場所もあります。

 自分なりのポイントを見つけるのも醍醐味のひとつなので、ぜひいろいろと探してみてください。
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